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引き出す

今日は2015年の最終日。
私にとっての今年は、持てる可能性や潜在力を「引き出す」技術や知識やありようにいろいろ出逢い、未来への可能性を大いに感じて 希望の種を見つけた年でした。

「引き出す」とは、英語の「educate」の原義に通じます。
[ educate < ex- (=out)+ ducere(=to lead)]


明日から始まる新年の干支は 丙申。
「丙」は その字形から 芽が地上に出て葉が張り出て広がった状態とされ、「申」は 果実が成熟して固まっていく状態を表しているとのことなので、これに今年の私の実感を合わせると、今年見つけた希望の種が芽吹き さらに結実に向かって進んで行く年、というイメージが浮かんできます。

また、「丙申生まれの人の性格」として紹介されていた 「太陽のような大きな炎である「丙」と「申」という金性の干支が合わさると、秋の美しい太陽や夕日というイメージになります。」「個性的なセンスの持ち主であり、無から有を生み出す才能を秘めています。」という文章が、そのまま来年のイメージに重なるようにも感じられるのです。


今年、秋に実りを迎えた木々の 葉を落としたばかりのところから もう新しい芽がついていることに気づいて、生命のサイクルというのは途切れることなく 結実/終わりと始まりが同居しているのだなぁ…と しみじみ印象に残りました。
それは、“古の時代 一日の始まりは夜だった”ことと 通じるものがあるように思えます。
秋田出身の方が ご自身の地域では新年は大晦日の夜から始まっていて おせち料理は大晦日に食べるのだと話してくれましたが、この時間感覚にも 古の香りが漂うのでした。


黄昏時から あらたな時間がはじまっていく…


私たち生命には 過去のシステムを消去することはせず それにあらたな機能を上書きして進化する、という特性があるようです。

今年は、これまでの私たちのあり方の限界を 繰り返し確認・痛感させられた年でもありました。
来る年は、持てる可能背を引き出し/引き出され それが芽吹き 大きく育っていく、あらたな時代に向けた 確実で着実な動きが展開していく一年となれるでしょうか。そうなれば、来年の営みが「新しい人間観にもとづく社会」の礎となり 次なる生命の進化をいざなっていくように思えます。そして全てのプロセスは 悦びとともに進んでいくことになるのでしょう。







【追記】

本日の石井ゆかりさんの星読み「今日の占い」より

「朝焼けとか、夕焼けの時は、空がたくさんの色に染まって、それが刻々と変わっていく。来年の柔軟宮のマジョリティっていうのは、そういう雰囲気だと思う。たくさんの色があってめまぐるしくかわるんだけど、一つの光のフェーズに向かっている、というような。」



by himekoto | 2015-12-31 14:14